香蘭女子短期大学

KORAN VOICE

KORANの“リアル”をお届け!

ファッション総合学科

人見知りの私が、みんなで服を作る楽しさを経験できた香蘭祭ファッションショー【Vol.1】

母がくれた手作りの小さな裁縫キット。

小さい頃はおとなしくて、母の後ろにずっといる子でした。母と一緒にいるのが好きで、平日は公園であそんだり、家では手芸をして遊んでいたのをよく覚えています。今でも買い物に一緒に出かけるほど仲が良いんです。

お裁縫が好きになったきっかけも母でした。幼稚園の時、誕生日プレゼントで小さいお裁縫キットをもらったんです。母の手作りで、中には何色かの糸と、太くて安全な針、それに小さなハサミや切れた布などが入っていました。それをきっかけに、給食袋やランチョンマットなどを母に教えてもらいながら、色々と作って楽しんでいたと思います。そんな中、小学校低学年の時、母に誕生日プレゼントでポーチを作ったんです。お花柄の小さなポーチで、手縫いでギザギザ、仕上がりもよれよれだったんですが、母はいまでもそれを使ってくれていて、そんな母の影響もあり当時から裁縫の楽しさに触れていました。

「いつか私も作ってみたい」何十回も読み返していたアイドルの衣装本。

「衣装をつくってみたい」という想いが芽生えたきっかけはアイドルでした。小学2年生の時、友達にAKB48を教えてもらったのをきっかけに好きになり、いろんなアイドルをみてきました。中学生の頃に、初めて行った乃木坂48の衣装展で実物の衣装をみて、すごく「可愛い」と思ったんです。そこで買った衣装本は気づいたら何十回も見返していました。グループによって雰囲気が違うのも面白くて、本当に可愛いんです。お裁縫ももともと好きだったので、どんな風に着付けてるのか気になったり、アイドル一人一人に応じて形も違ったりするので、そうした細かい部分にも憧れを感じて、その頃から「いつか自分も作る側に回ってみたい」と想い始めていました。

教養×服飾、「衣装をつくりたい」想いを実現できる環境があった。

香蘭に入学した理由は、教養も学べる点と、自分との相性が良いと感じたからです。衣装を作りたかったので服飾系で進路を考えていましたが、服飾だけでなく教養も学びたいという想いがあったんです。色々なところのパンフレットを集めていく中でみつけたのが、教養も服飾も学ぶことができる香蘭でした。専門学校という選択肢もありましたが、専門学校の学生がつくる作品の雰囲気をみていると少しアーティスティックな印象が強かったんです。私は作品というより可愛い衣装を作りたい想いが強かったので、香蘭の方が自分との相性が良いと感じました。

ただ、入学前はすこし不安もありました。香蘭の服飾学生はみんなオシャレなんだろうなって…。私自身そんなにオシャレではなく「衣装がつくりたい」という想いで入学を決めたタイプなので、すこし馴染めるか不安だったんです。でも蓋を開けると、もちろんオシャレな学生も沢山いるんですが、私のように作ることが好きという学生や、アイドル衣装が好きな子もいて安心したのを覚えています。

ファッション総合学科 2年 平原さん 
福岡県北九州出身。趣味はアイドルを見ること、小物作り。時間があれば簡単なヘアアクセサリーやリボンつくりをしている。

人見知りの私が、みんなで服を作る楽しさを経験できた香蘭祭ファッションショー【Vol.1】