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ブライダルメジャーが模擬挙式を行いました! (前編)
<模擬挙式に向けた準備>
Q 今回行った模擬挙式は、ブライダル・セレモニーという授業の一環だとお聞きしましたが、授業ではどのような準備をされましたか?
池田さん:授業では、ロールプレイングをしました。新郎新婦様役、親御様役、キャプテン役など、既に模擬挙式での役割は決まっていましたが、誰がどの役になってもできるように、役割を変えてロールプレイングを行いました。今回の模擬挙式では、私と石井さんがキャプテンの役割を担いました。キャプテン役は、全部の進行を把握して先導していく役割です。ドア前キャプテンと、進行役キャプテンの2人がいます。
石井さん:ブライダルメジャーの授業は、1年生の後期から始まって(2025年度より前期(2期)からスタート)、最初はブライダルコーディネート技能検定の勉強をします。検定を取ったあとは、実践的な内容を学びます。模擬挙式の準備は、週2回、ブライダル・セレモニーの授業を使って2~3回のロールプレイングを通して行いました。先生が実際にブライダルの仕事をされていらっしゃる方で、新婦様用の手袋などの備品を持ってきてくださり、それらを使ってロールプレイングを行っていました。
山田さん:最初、模擬挙式に参加をしていただく新郎新婦様はHPで募集する予定でしたが、今回は先生の知り合いの方に参加をしていただきました。もともと挙式をする予定がなかったということで、この機会にぜひと実際の新郎新婦様に参加をしていただきました。
<本物の新郎新婦様をお招きしたからこその達成感>
Q今回の模擬挙式では実際の新郎新婦様をお招きし、本物の結婚式場で挙式を行いました。模擬挙式を終えての率直な感想をお聞かせください。
池田さん:当日まで実際の新郎新婦様をお招きするということを知らなかったので、より緊張感が増しました。当日は、新郎新婦様が「いい機会をくれてありがとう」と言って下さり、模擬挙式が終わった後も喜んでくださっている様子を見て、お招きできてよかったなと思いました。
石井さん:実際の新郎新婦様をお迎えしたので、緊張もしたけど、終わった後には達成感がありました。なにより皆で一緒に話し合いながら、協力して模擬挙式を作り上げることができて嬉しかったです。
山田さん:私はドレスコーディネーターを目指していて、今回の模擬挙式では実際に新婦様にドレスを着せる経験ができたことが良かったです。
<皆で成功に向けて助け合えた模擬挙式>
Q模擬挙式全体の活動を通して、学んだことはありますか?
池田さん:模擬挙式を通して、責任の重さを学びました。当日は新郎新婦様や親御様に、次に何をするのかといった挙式の流れについてうまく伝えられず、困らせてしまう場面がありました。新郎新婦様は私たちよりも大きな不安を持っていると思うので、その不安を取り除けるように細かいところまで伝えることが大切であると感じました。今回の模擬挙式では、何度かリハーサルをしたので徐々に改善をすることができましたが、本当の挙式は一度きりなのでやり直すことができない”責任“を実感しました。また、模擬挙式に向けた活動の中でスムーズにいかなかったときには「こうした方がいいんじゃない?」とアドバイスをしあったり、失敗したときには一緒に確認をして練習したり、うまく行った時には「良かったよ!」と声を掛け合えたり、今まで一緒に学んできた皆で成功のために助け合えたことがとても嬉しかったです。
石井さん:香蘭のブライダルメジャーでは、リハーサルを通して見つけた改善点を模擬挙式という次に活かせる場があるからこそ、次回はこうしてみようと思う癖をつけることができました。また、学生を中心として模擬挙式を作り上げる経験は当たり前ではないからこそ、皆で取り組めたことが嬉しかったです。キャプテンとして、また挙式を作るメンバーの一人として、自分から何ができるかを考えて取り組むことができました。そして、ブライダルの仕事は新郎新婦様にとって最高の1日を作り上げる仕事なので、とても大変というイメージでしたが、模擬挙式を通して、大変ではあるけれどチーム皆でいい挙式を作るということを実感し、ブライダルの仕事に対するイメージが変わりました。
山田さん:実際に挙式に携わることは初めてで、分からないことや大変なこともいっぱいありました。でも、皆でいっぱい練習をして迎えた本番では、新郎新婦様から「ありがとう」という感謝の言葉をいただくことができ、大きな達成感がありました。模擬挙式を通して、大きな責任が伴うというブライダルの仕事に対するイメージは変わっていませんが、よりしっかりしないといけないなと感じました。
後編に続きます。