KORAN VOICE
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<短大で身につける、現場で活かせる実践的なスキル>
Q.保育士資格や幼稚園教諭免許は、四年制大学や専門学校でも取得できますが、短大を選んだ理由を教えてください
吉岡さん:私は四年制大学でじっくり学ぶのもいいと思いましたが、保育の仕事では現場での経験がとても大切だと感じ二年制を選びました。その中でも香蘭を選んだのは、附属園が4つあり、他の学校にはない実践的な学びができると思ったからです。
山﨑さん:早く現場に出て経験を積みたいという気持ちが強く、二年制を選択しました。専門学校とも比較しましたが、短大卒の方が初任給などの給与面で有利なことが多いと知り、将来を見据えて短大を選びました。
下山さん:私は、保育士資格と幼稚園教諭免許を最短の2年で取得できることに加えて、実践的な学びを通して現場で役立つスキルを学ぶことができると思い短大を選択しました。
<オープンキャンパスでの雰囲気が決め手に>
Q.その中でも香蘭を選んだ理由を教えてください(決め手になったポイントなど)
吉岡さん:私の母が、香蘭の卒業生で現在も保育士として働いています。私も保育士になるなら、母と同じ学校で学びたいと思い香蘭を志望しました。また、他の短大のオープンキャンパスにも参加しましたが、香蘭では先生方と直接話す中で学校の雰囲気が自分に合っていると感じ香蘭で学びたいと思いました。
山﨑さん:私は香蘭の附属幼稚園出身です。そこで出会った先生に憧れを持ったことが保育者を目指すきっかけになりました。その時から保育の仕事がしたいという思いは変わらずに持ち続けてきたことで、「香蘭で学びたい」と思うようになりました。また、自宅から通いやすいという点も香蘭を選んだ理由のひとつです。他の学校も見学しましたが、設備面などを総合的に考えて、香蘭が一番自分に合っていると感じました。特に魅力に感じたのがピアノの個人練習室です。他校では仕切りがなく周囲が気になるところもありましたが、香蘭は完全個室なので集中して練習できる点に大きな魅力を感じました。
下山さん:私は小さい頃から子どもが好きで、あこがれていた保育園の先生の影響もありなんとなく子どもに関わる仕事がしたいなと思っていました。進路相談の時に、香蘭を紹介してもらい、オープンキャンパスに参加したことがきっかけで香蘭に入学したいなと思いました。私は鹿児島県出身で県外に行くことに不安な気持ちがありましたが、オープンキャンパスで出会った同じ鹿児島県出身の先輩が香蘭での生活や保育学科の魅力を教えてくれたことで入学後の生活をイメージすることができました。また、先生と生徒の距離が近いことが印象的で、困ったことがあったときにすぐに相談できそうだなと感じ地元でも学校を探していましたが香蘭で勉強したいなと思いました。
<充実した環境が香蘭での学びを支える>
Q.学校の設備で「これはありがたい!」と感じているものはありますか?(ピアノの練習室など。よく使っていますか?)
吉岡さん:ピアノの練習室があることもありがたいですが、電子ピアノではない園にあるものと同じようなピアノで練習できる点がとてもありがたく感じています。実習前は特により実習を意識して練習することができるのでいいなと思います。私は朝の時間を利用して練習しています。時間にもよると思いますが、練習室が埋まっていて使えないことはあまりありません。授業前は、1年生も使うので利用者が多いですが、朝は比較的空いていておすすめです。またピアノ以外には、図書館もとても助かっています。実習前には普段より多く絵本を借りることができるので、家で読み聞かせの練習をして備えています。
山﨑さん:ロッカーが一人1つあることです。教科書以外に「幼保連携型認定こども園 教育・保育要領解説」「幼稚園教育要領解説」「保育所保育指針解説」という辞書のようなものが3冊あり、それがすごく重たいのでロッカーはありがたい存在です。他の短大に通っている友達からは持ち帰っているという話も聞くので、ロッカーに置いて帰れることがありがたいと感じています。
【幼保連携型認定こども園 教育・保育要領解説】
【幼稚園教育要領解説】
【保育所保育指針解説】
下山さん:私は、冷暖房完備のピアノ練習室が30部屋ある点がとても魅力に感じています。私はピアノ初心者なので心配していましたが、いつでも練習ができる環境がいいなと思いました。私は鹿児島出身で、現在は寮で生活しています。学校だけでなく寮にもピアノがあるので、そちらも活用しながら練習に取り組んでいます。また、子どもと一緒に遊べる二階建ての広い体育館やリズム室があるのがいいなと思います。この前も子どもたちとパラバルーンをして遊びました。
<実習だからこそ得られる現場のリアルな学び>
Q.実習を通して、現場での経験から学んだことや感じたことについて教えてください
吉岡さん:現場の先生方も良く言われますが、教科書に載っている子どもの姿と現場での姿は全然違います。特に、配慮が必要な子どもたちは一人ひとりと向き合って保育をすることが基本なので、座学だけでは学べないことが実習でたくさん学べると思います。保育園では、1クラスに1人は特別な配慮を必要とする子どもがいると言われています。実習を通して、そうした子どもたちが集団生活の中でどのように過ごし、保育者がどのように関わっているのかを学ぶことができました。さらに、実習生が1対1でそうした子どもと関わりながら試行錯誤を重ねて支援していく経験もしました。
山﨑さん:限られた時間の中ですべての活動を終わらせることの難しさを強く感じました。特に、終了時間が決まっている中で、食事を含めた一連の流れをスムーズに進めることの大変さを実感しました。子どもたちが時間を意識して動けるようにするにはどうすればいいか、また、こちらの意図を理解して行動に移してもらうには、どんな声かけが必要かを意識して関わるようになりました。
下山さん:実習を通して、子どもたちが自分で考えて行動することで体験が子どもの学びや行動につながっていると理解することができました。具体的には、幼稚園実習で運動会の練習をしていたときのことです。子どもが困っている様子を見て、私はすぐに手を貸したくなりましたが、担任の先生はあえて手を出さず子どもが自分で考えて行動するのを静かに見守っていました。その姿を見て「保育者は子どもの力を信じて待つことが大切なんだ」と気づかされました。香蘭では、実習以外でも授業の一環として附属園に行き子どもたちと関わる機会があるため、実習日数自体は他の学校と同じくらいですが子どもと関わる時間がとても多いのが魅力だと感じています。