香蘭女子短期大学

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保育学科

保育職は、結婚、出産、育児など様々なライフステージで輝ける仕事です。【Vol.1】

幼稚園の先生を目指し始めた高校時代。子供に教えるって面白い!

 子供の頃は絵を描くのが好きだったので、漫画家になれたらいいなと思っていました。でも、高校生になって漫画家になるのは難しいと気づいて…。他に将来の目標を考えていなかったので親に相談したりする中で、知り合いの方が幼稚園で働いていると聞き、おもしろそうだなと感じて幼稚園の先生を目指そうと思いました。
 同じころ、小さい頃から習っていた空手の道場では、子どもに指導することも増えていたので、子どもに教えるのは面白いなとも感じていました。先生をしている知り合いの方からも「先生に向いてるんじゃない?」と言われ、背中を押された部分もあって保育の勉強してみようと思いました。

いろんなタイプの人と出会えるキャンパス

 保育系に進むことを全く考えていなかったので、みんなが願書を出し終わった頃に保育を学べる学校を探していました。専門学校と短大では取れる資格が違うので、幼稚園教諭免許と保育士資格を取れるほうがいいと考えて、進学先は短大に絞っていました。その中で、自分の学力や自宅から通える範囲でもあったので香蘭に決めました。
 女子校は初めてだったので、女の子しかいない学校だと人間関係がドロドロしているのかなというイメージがありましたが、実際に入学してみると、いろんなタイプの人がいました。自分と波長が合う人はもちろん、今まで接したことがないタイプの人ともグループ活動やいろんな授業を通して話す機会が多かったので、しゃべってみると意外と仲良くなれるんだなと学ぶ場面が何度もありました。

熱中できる授業、努力できる環境

 授業では発達心理学の峰松先生の授業がすごく好きで、いつも一番前の席で聞いていました。先生の実体験の話が多くて面白かったので、先生に「すごく経験豊富ですね」と言ったら、「全部が私の経験ではなくて、人づてに聞いたことも自分の経験だと話したほうが学生が聞いてくれるから、そうやって話してるだけよ」とおっしゃっていたのでびっくり。そんなことを考えながら授業をしているんだと知って、さらに印象に残っています。
 授業自体は子どもの心理を深く掘り下げていく内容だったので、現場に出てから「先生が言ってたのはこういうことなのかなあ」と思うことがたびたびあります。
 当時、苦労したのはピアノです。昔習っていたけどかなりブランクがあったので、できる人との差をすごく感じたし、手が全く動かなくてテストの前はすごく緊張しました。だから練習を頑張って、キャンパス内にあるピアノの教室に朝早くに行って授業が始まる前に弾いて、授業が終わったらまた1時間くらい弾いて帰る…という生活をしていました。卒業後、幼稚園で働き始めるころにはだいぶ指は動くようになったし、苦手意識がなく弾けるようになったのは香蘭で練習した成果だと思います。

保育学科卒
島田 由貴(しまだ ゆき)

1986年生まれ。福岡県出身。子供の頃から絵を描くことが好き。手先を使うことが好きで、在学中は美術の授業で行った画用紙を使ったカード作りが楽しく、友達の誕生日にも紙でキャラクターのカード等を作りプレゼントしていた。今はアクセサリー作りにはまっている。

保育職は、結婚、出産、育児など様々なライフステージで輝ける仕事です。【Vol.1】